昨日、恒例の餅つき会でのこと。
10年ほど続けている餅つき会に参加する。
庭に、達磨ストーブを置いて、そこで蒸籠で餅米を蒸す。
蒸し上がると、石臼で衝き上げる。
私は、毎回、達磨ストーブの焚き付けを行っている。
餅つき会に、小学三年くらいの子供が4名参加している。
最初は、餅つきに興じていたが、達磨ストーブの焚き付けに興味を示してくる。
自分たちも、ストーブに木を入れたがった。
最初に、火箸を使って火にくべる方法を教えると、次々に木を入れ始めた。
木を入れるペースを調整することと、手を近づけても良い限界の位置を教えて、後は子供達に任せた。
すると、子供達の間で、順番の取り決めをして木を入れ始めた。
普段、物を燃やす場面や場所が無いので、とても楽しんでいる。
そして、判断が付かないときには、許可を求めてくる。
木を燃やすのが一巡すると、今度は、草を燃やして良いかと尋ねるので、「良いよ」というと、これからが子供の領分の発揮だ。庭から、草を取ってきて、丁寧に火にくべる。それを、理科の実験観察のように、真剣に見て、感じたことを話す。子供の感性には驚かされる。
こんどは、笹の葉を見付けてきて、入れてだした。枯れた葉と、青々とした笹の燃え方が違うのが興味をもったようで、何度も何度も、交互に入れて、燃え方の違いをみている。
青々とした笹の葉が、火に入れてしばらくすると、一気に燃え上がることがお気に入りとなる。そればかりを、飽きるまで、一枚一枚燃やしている。
これに、飽きると、紙を燃やして良いかと尋ねてきた。「良いよ」と言うと、7センチ四方の紙をおそるおそる燃やした。一人一人、紙を燃やしても良い聞いてくるのがかわいい。広げた紙、折った紙、色々と条件をかえるのがすごい。
わいわい、感想を言いながら、燃やしている。
そして、今度は、その紙に、願い事を書いて、燃やす遊びを始めた。これには、驚きだ。
普段できない、物を燃やすことを、いろいろ試し。さらに、ただ燃やすだけでなく、それを、別のものと組み合わせる行動力と、工夫に感心させられる。しかも、今そこにあるもの使って。なんでも、楽しみに変えて、遊ぶ。これこそ、遊びの天才たるゆえんだろう。
子供から、物の見方と、生き方を教わった一日だ。
- 雑記2013
- 40 view
この記事へのコメントはありません。