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オーブンで腕時計を乾燥させて結露を解消

朝の冷え込みで腕時計が止まった。
電池切れ。
温度が下がると、電池の電圧が下がり、時計が止まってしまった。
早速、時計店で電池交換。
交換して、時計を渡されるときに、防水は効きませんので水に濡らさないように。
以前聞いたところによると、5気圧防水の時計なのに一度開けると、防水が効かなくなるとのこと。
防水に、必要なパッキンを時計店では交換しないので、防水が効かなくなるようだ。
翌日、時計をして出かけると、文字盤が曇ってきた、1時間くらいでガラスに1センチくらいに水滴ができ、更に1時間たつと時計のガラス面全面に水滴が付いてしまった。
体温で、時計内部の水分が体温で蒸発して、外気にさらされているガラス面で冷やされて水滴ができたようだ。
でも、水滴の量が多く、スポイトで2、3滴水をこぼしたような量だ。
そういえば、電池交換に行った時計店に入ったとき、ムッとするよう湿気を感じたが、その湿気を感じていやな感覚があったが、このとき、時計内部に結露が出来たのかもしれない。
時計店にクレームを付けようかと思ったが、防水が効かなくなっているので、メーカ送りでの修理になりますなど、言い逃れをされそうなので、時計店はあきらめることにした。
さいわい、電池交換の一部始終は、見ていたので、要領はつかめていた。
専用工具で裏蓋全体がネジとなっているのを回して裏蓋を緩めて外していた。
専用工具は持ってないので、万力にマイナスドライバーの先を2つ挟んで間隔を調整して、専用工具のかわりにする。
腕時計を、もう一つの万力で固定して、裏蓋をゆっくり回す。簡単に裏蓋を取り外せた。
裏蓋には、電池交換の日付を書いた紙のシールが2枚貼り付けてある。時計店のメモ書きだ。5年毎に電池交換したことになる。シールをはがし、裏蓋のネジ密着が良くなるように、クエン酸洗浄してピカピカにする。
体温で2時間で水分が蒸発したので、時計の温度を上げて乾かそうと考えた。
オーブンを調べると、パン生地の発酵用に、40度の保温設定がある。この機能を使おう。
オーブンに、裏蓋をはずした腕時計と、オーブン庫内の温度確認用に温度計と一緒に入れ、2時間加熱する。
加熱中に温度計を見ると、見事に40度に対して0.2度程度の変動で安定している。
加熱乾燥したところで、組み上げようとパッキンをみると、組み上げミスをしたかのような傷と変形があった。グリスを塗った形跡もない。
変形でシリコンゴムのパッキンが少し伸びて、上手くおさまらなくなっている。
収まりを良くして、防水を強化しようとシリコングリスを薄くまんべんなく塗って、パッキンを固定する。
パッキンがずれないように裏蓋をそっと載せて、丁寧に、ゆっくりスムーズに裏蓋を回転させて固定する。
時計店での取り付けより、確りと固定できたようだ。分解前にあった、裏蓋のわずかな隙間も解消する。
腕時計が結露することも無くなった。
なにより、愛用の機械を他人任せにしなくてよくなったのが嬉しい。

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